応用化学系の小西正朗教授らの論文が「日本農芸化学会2023年BBB論文賞」を受賞
このたび、昨年9月に本学大学院博士後期課程 寒冷地?環境?エネルギー工学専攻を修了した小林美水さん(現:北海道糖業株式会社)ならびに本学応用化学系の小西正朗教授?邱泰瑛准教授らが執筆した論文が、Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
誌の2023年9月号(Volume 87,Issue 9)に掲載され、日本農芸化学会2023年BBB論文賞を受賞しました。
? ?本研究は本学と北海道糖業株式会社との共同研究で実施したものです。
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistryは、公益社団法人 日本農芸化学会の英文誌で、動物、植物、微生物が示す生命現象やこれらの生物が生産するものの化学構造や機能、そしてこれらに関連する事柄を化学的、生物学的に解析した優れた論文が掲載されており、今回受賞したBBB論文賞は、本誌に掲載されたRegular Paper,Communicationより毎年優秀な論文に授与されるものです。
小林さんらが受賞した本論文では、人工知能(AI)を用いた解析により乳酸菌の一種であるLimosilactobacillus fermentumの増殖に影響を与えるアミノ酸の影響について検討し、効率的な増殖に必要なアミノ酸組成を明らかにしました。
今回の受賞については、3月24日(日)から東京で開催される日本農芸化学会2024年度大会において、英文誌編集委員長から報告されます。
[受賞論文]
Kobayashi Y.,Chiou T-Y,Konishi M.:Artificial intelligence-assisted analysis reveals amino acid effects and interactions on Limosilactobacillus fermentum growth.Biosci.Biotech.Biochem.87,1068‐1076(2023).
[企画総務課 2024/02/22 更新]